Power Queryのエラー対処事例③

前回は「ステップレベルエラー」のうち、列が見つからないエラー及びFormula.Firewallに関するエラー、それらの対処法(列のデータ型のダイナミック指定等)について見ていきました。

marshal115.hatenablog.com

今回は「セルレベルエラー」について見ていきます。「ステップレベル」エラーとは異なり、プレビュー画面の一部でエラーが起こっているため、データを読み込むまで気づかないことが特徴です。

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Power Queryのエラー対処事例①

Power Queryを使用していると、エラーによく遭遇したりします。初心者のうち、エラーが発生すると対処に困るものですが、エラーの種類について知っていれば冷静に対処できますので、事例を交えて対処法について記載してみようと思います。なお、頻出エラーについては下記公式ドキュメントをご参考ください。

docs.microsoft.com

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外部企業向けBI導入を全て1人で実践して思ったこと

今回は今まで何回も外部企業向けにPower BIによるBI導入をしてきた経験について話してみたいと思います。前提条件として以下数項目を念頭に入れて読んで頂ければと思います。

  • 記事の内容は個人の備忘録的なもの
  • セルフサービスBI*1寄りの構築である
  • 構築に関するコンテンツ以外に、BI導入に関する営業コンテンツを含む
  • 「1人で」という定義は社内営業からバトンタッチを受けてから構築完了までの話
  • 契約関係・初期的営業以外は全て1人で担当
  • BI導入の最終目標は、対象企業が今後自分たちでBIを運用できるよう、社員のスキルアップも同時に実現していくこと

なお、BI構築に関する詳細マニュアルではなく、コンテンツ的には「BI導入プロセスにおけるあれこれ」というものになりますので、上記について興味ある方、かなりの長文でも大丈夫な方だけ、読んで頂ければと思います。

*1:Self-Service BI: SSBI。ビジネスユーザーがIT部門の負担を最小化し、自分たちでデータを抽出・変換し、BIソリューションを実現する現在主流のBI

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時系列メジャー作成時の落とし穴

Power BIを使う場合、DAX*1を用いて計算列*2や計算テーブル*3の構築、あるいはメジャーを算出します。メジャーは定義済計算式であり、[売上高][粗利益率]等の指標を算出できます。DAXはデータモデルにおけるビジネス用の数式を算出するものですが、その中でも特に多く使用されるものが「時系列メジャー」となります。

*1:Data Analysis eXpressionの略で、Power BI及びAnalysis Tabular Model等の言語

*2:データモデルのテーブルに追加する列のこと

*3:DAXを使ってデータモデルに既に存在するテーブル(あるいはその列)からデータモデルに追加して使用するためのテーブル

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DAXの基礎_02 -DAXとフィルター

少し時間が空きましたが、前回はPower BIが簡単にレポートを作れる一方で、気を付けないと間違った結果に結びつくことを説明しました。今回はいよいよDAXの役割について紹介していきます。

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DAXの基礎_01 -DAXの前に

Power BIやExcel Power Pivotを勉強する人が最初に遭遇する難関がDAX*1です。私はよく冗談でDAXのことを

D(どう)

A(あがいても)

X(無理 ×)

と表現していますが、基礎が分からないままPower BIでメジャー*2を乱発して作ってしまうと、底なし沼に落ちてしまいます。DAXの基礎について話をしていきますが、作成したビジュアルと一緒に見ていくことが重要ですので、レポートに対する考え方も一緒に見ていきます。

*1:Data Analysis eXpressionの略で、Power BIの言語。こちらを使って様々な計算指標(メジャー)を作っていく

*2:DAXで作られた計算指標。簡単なものから複雑なものまであらゆる計算を行うことが可能

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