テクテク日記

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Copilot in Fabricの動画解説

今回は先日登壇した「なんでもCopilot#29「データ・インテリジェンスの実現!?FabricのCopilot」で発表した内容をもとに、Copilot for Power BIの活用方法を紹介する動画を作成した背景やポイントをまとめてみました。イベント自体の反響も非常に良く、当日の内容に興味を持っていただいた方や、「もっと詳しく知りたい」という声を多くいただいたため、今回のブログを執筆しています。

なお、これまでCopilotに関しては複数の記事を執筆してきましたので、下記もご興味があれば覗いてみて下さい。

Copilot for Data Factory (Dataflow Gen2)
Copilot for Power BI(レポート作成)
Copilot for Power BI の GA(一般提供)
Copilot (だけ) で作るPower BI レポート

スライド・デモ動画

スライドやデモ動画だけをチェックしたい方は、以下の資料だけをご覧いただく良いでしょう。今回の動画では、スライドの12ページ(Copilot for Dataflow Gen2)と18ページ(DAX Copilot)について、特に重点的に解説しています。

なお、セッションの中でも特に反響が大きかったのが、「DAX Copilotを活用することで、DAXメジャーをまとめて自動生成できる」という点でした。この機能に対する反応からも、Power BIユーザーの多くが日々のDAX作成に悩みや課題を感じていることが、改めてよく分かりました。

www.docswell.com

P12 - Copilot for Data Factory (Dataflow Gen2) のデモ

言語: 日本語

youtu.be

言語: 英語
https://youtu.be/x_21Chjk2aw

P18 - DAX Copilot のデモ

youtu.be

言語: 英語
https://youtu.be/t4W4fHhCBpw

Fabricが登場して2年、国内でも採用が加速

Microsoft Fabricが正式に発表されてから、まもなく2年が経とうとしています。
その間、特に海外ではいち早くFabricを採用し、全社的なデータ活用基盤として組み込んでいく企業が続出しており、コミュニティ活動やベストプラクティスの共有も活発です。

一方、日本国内でも徐々に大企業を中心に導入が進み、「Power BIだけではなく、データの取得・整形・蓄積・分析までをFabricで一気通貫にやってみたい」という声が増えてきました。

そのような流れの中で、Copilotの存在はまさにFabric導入の追い風となっています。

MicrosoftがCopilotに込める想い

Microsoftは、これからのデータ活用は「一部の専門家によるもの」ではなく、「すべての人のもの」であるべき、というビジョンを掲げています。その実現のために、Copilotの活用は重要な柱のひとつであり、資料スライドの21ページにあるように、Microsoftの他のデータスタックとの連携や、今後さらに強力な機能拡張と改善が予定されています。

Copilotはプロ開発者にとっての生産性向上ツールであると同時に、ビジネスユーザーにとってのデータ分析の入り口でもあります。ノーコード・ローコードの環境で、自然言語を使ってインサイトを得るという体験は、多くのユーザーにとって非常に魅力的であり、業務に直接的な価値をもたらすことが期待されています。