歴史というと、実は学生の時に殆ど興味がなかった分野だったのですが、今思えば自分が歴史よりも現在・将来について興味があったのが原因だったのかもしれません。ただし、例外として自分が今最も活用しているテクノロジーについての歴史は面白くて堪りません。今回はMicrosoftのBIに関する歴史について簡単に紹介してみようと思います。Power BIの登場背景、MicrosoftのBIテクノロジーの登場逸話等に興味がある人は最後まで読んでみて下さい。
続きを読むPower Queryにおけるデータ型の考察
Excelユーザーで普通にデータ集計を行い、ピボットテーブルを作って分析を行う人は特に"データ型"に付け使う必要はないでしょう。今迄であれば、"データ型"はAccessやデータベース等を扱うヘビーユーザー、あるいはDBA*1等の専門家が取り扱うトピックでした。しかしここにきて、ExcelやPower BIにおけるETL*2機能であるPower Queryが登場し、そこで変換されたデータはExcel Power Piovtデータベース(=データモデル)やPower BIのデータモデルに出力され、より高度な分析ができるようになったことから、"データ型"に対する理解は必須となってきました。
続きを読むPower BIの差別化要素7 -計算エンジン
BIツールはデータソースにアクセスして、データをクエリする(必要な形に変更して結果を表示させること)のですが、Power BIはDAX*1を用いて、Excel Power PivotはMDX*2を用いていることが特徴です。
*1:Data Analysis eXpressionの略。Power BIのネイティブ言語であり、データモデルをベースに様々な指標を計算するの使用される。Power BIを使う上で修得がマストな言語となる
*2:Multi-Demension eXpressionの略。MDXはDAXが登場する前のBI業界で主流であった言語であるが、その複雑さゆえに一部のITプロフェッショナルだけが取り扱うことができた言語であり、現在は余程のことがない限り、”引退した言語”と言われている