Power BIの用語ガイド~焼肉の例えで楽しく解説~
はじめに
前回に続き、今回もPower BIの機能を「焼肉の例え」で楽しく解説します。公式サイトのURLも掲載しているので、詳しく学びたい方はぜひチェックしてください!用語はかなり多いですが、重要なものを中心にピックアップしました。Power BIに慣れている方は機能の復習に、まだ経験が浅い方も「焼肉の例え」を通じて親しんでもらえたら嬉しいです。
Power BIの機能(用語)
1. Power BI
- 解説: データを視覚化し、ダッシュボードで洞察(インサイト)を提供。
- 焼肉の例え: 「焼肉の盛り付けと写真撮影」。美味しく焼けた肉を綺麗に並べてシェア。
- 公式サイト: What is Power BI? - Power BI | Microsoft Learn
2. Power BI Desktop
- 解説: 無料のデスクトップアプリで、レポートやデータモデルを作成。
- 焼肉の例え: 「自宅の焼肉セット」。自分のキッチンで肉を焼いて、味を試してからパーティーに持っていく(皆と共有する)。
- 公式サイト: Power BI Desktop - Power BI | Microsoft Learn
3. Power BI Service
- 解説: クラウドベースのプラットフォームで、レポートを共有、コラボレーション、管理。
- 焼肉の例え: 「焼肉デリバリー帝国」。焼いた肉を雲(クラウド)の上からみんなにドロップ!
- 公式サイト: Power BI service overview - Power BI | Microsoft Learn
4. Power BI Dashboard
- 解説: 複数のレポートからビジュアルを集約し、一画面で概要を確認できるツール。
- 焼肉の例え: 「焼肉盛り合わせプレート」。いろんな肉を一皿で楽しむ。
- 公式サイト: Dashboards in Power BI - Power BI | Microsoft Learn
5. Power BI Template
- 解説: 再利用可能なレポートやデータモデルの雛形ファイル(.pbit)。
- 焼肉の例え: 「焼肉のレシピ本」。肉の焼き方を毎回ゼロから作らずに済む。
- 公式サイト: Power BI Desktop templates - Power BI | Microsoft Learn
6. Power BIサービスのレポートとダッシュボードのメール サブスクリプション
- 解説: レポートやダッシュボードを定期的にメールで配信する機能。
- 焼肉の例え: 「焼肉店のデリバリー」。焼けた肉を決まった時間に届ける。
- 公式サイト: Subscribe yourself and others to reports - Power BI | Microsoft Learn
7. Power Query
- 解説: データの取得と変換を行うツール。Power BI DesktopやExcelで使い、データを整形して分析に備える。
- 焼肉の例え: 「肉の下準備ステーション」。生の肉を切ったり、タレに漬けたりして、焼きやすい形に整える。
- 公式サイト: Power Query overview - Power Query | Microsoft Learn
8. クエリフォールディング
- 解説: データの処理をPower Queryではなくデータベース側でスピーディーにやってもらう仕組み。
- 焼肉の例え: 「お店で肉をカットしてもらう vs. 自分で切る」。最初から食べやすくカットされた肉(=データベース側で処理)を出してもらえばラク!でも、塊肉を全部持ってきてから自分で切る(=Power Query側で処理)と、手間も時間もかかる。。。
- 公式サイト: Overview of query evaluation and query folding in Power Query | Microsoft Learn
9. Dataflow Gen1
- 解説: Power BI のクラウド上で動くデータ変換ツール(Power BI Dataflow)。Power Query Onlineでデータを整え、Azure Data Lakeに保存。Datafow Gen2はLakehouseやWarehouse等へロードできるが、Gen1の保存先は固定。
- 焼肉の例え: 「店の裏で肉を仕込むスペース」。肉を準備して冷蔵庫に保存するが、他の店に送る柔軟性がない。
- 公式サイト: Introduction to dataflows and self-service data prep - Power BI | Microsoft Learn
10. Copilot for Power BI
- 解説: Power BIでのDAX作成やレポート生成をAIが支援。
- 焼肉の例え: 「焼肉ロボット執事」。「カルビをこう焼け」と命令すると、完璧に仕上げてくれる。
- 公式サイト: Copilot in Power BI - Power BI | Microsoft Learn
11. Power BIセマンティックモデル
- 解説: Power BIでデータを整理し、レポートや可視化に使える形にしたデータモデル。
- 焼肉の例え: 「焼肉の食材リスト」。肉や野菜を分析用に整頓したメニュー表。
- 公式サイト: Semantic models in the Power BI service - Power BI | Microsoft Learn
12. DAXメジャーの記述
- 解説: DAXでカスタム計算(メジャー)を記述し、動的分析を可能に。
- 焼肉の例え: 「オリジナル焼きレシピのメモ」。例えば「カルビの総重量を計算してシェア人数で割る」みたいな独自ルール。
- 公式サイト: DAX overview - DAX | Microsoft Learn
13. 暗黙的なメジャー
- 解説: Power BIが自動で生成する集計(例: 列の合計や平均)。カスタマイズ不可。
- 焼肉の例え: 「デフォルトの肉の量」。店が勝手に決めたカルビの合計グラム。
- 解説ブログ: 暗黙的メジャーと明示的メジャー
14. 明示的なメジャー
- 解説: DAXでユーザーが定義するカスタム集計。柔軟に調整可能。
- 焼肉の例え: 「特注の肉の量」。自分で「カルビを3人で分ける」と計算。
- 解説ブログ: 暗黙的メジャーと明示的メジャー
15. レポートレベルのメジャー
- 解説: 特定のレポート内でのみ使えるDAXメジャー。セマンティックモデルには保存されない。
- 焼肉の例え: 「その場限りの肉計算」。今夜だけ「カルビの半分を分ける」と決める。
- 公式サイト: Report level measures - Power BI | Microsoft Learn
16. DAX関数: CALCULATE
- 解説: DAXの主要関数で、フィルターを適用して計算式を評価。
- 焼肉の例え: 「特別注文の焼き調整」。普段の焼き方と言われても、真っ先に「カルビだけを合計して」と指定する。
- 公式サイト: CALCULATE function (DAX) - DAX | Microsoft Learn
17. DAX関数: SUM
- 解説: 列の数値を合計する基本的なDAX関数。
- 焼肉の例え: 「焼いた肉の総量計算」。テーブルの肉のグラム数を全部足す。
- 公式サイト: SUM function (DAX) - DAX | Microsoft Learn
18. DAX関数: SUMX
- 解説: テーブルをイテレート(反復処理)し、数値を合計。ExcelのSUMPRODUCT関数のようなイメージ。
- 焼肉の例え: 「一人ずつ肉の量を足す」。各人の皿の肉をチェックして合計。
- 公式サイト: SUMX function (DAX) - DAX | Microsoft Learn
19. DAX関数: FILTER
- 解説: テーブルを条件で絞り込み、特定の行だけを対象に計算。
- 焼肉の例え: 「特定の肉だけ選ぶ」。カルビだけをピックアップして計算。
- 公式サイト: FILTER function (DAX) - DAX | Microsoft Learn
20. DAX関数: ALL
- 解説: フィルターをすべて解除して、テーブル全体で計算するDAX関数。
- 焼肉の例え: 「全肉まとめて計算」。カルビもロースも全部一緒にして量を数える。
- 公式サイト: ALL function (DAX) - DAX | Microsoft Learn
21. DAX関数: ALLEXCEPT
- 解説: 指定した列以外すべてのフィルターを解除して計算するDAX関数。
- 焼肉の例え: 「カルビ以外全部計算」。カルビは除いて、他の肉の量をまとめる。
- 公式サイト: ALLEXCEPT function (DAX) - DAX | Microsoft Learn
22. DAX関数: VALUES
- 解説: テーブルや列のユニークな値のリストを返すDAX関数。
- 焼肉の例え: 「肉の種類リスト」。カルビ、ロース、ハラミの種類だけを取り出す。
- 公式サイト: VALUES function (DAX) - DAX | Microsoft Learn
23. DAX関数: SUMMARIZE
- 解説: テーブルをグループ化して要約テーブルを作成するDAX関数。
- 焼肉の例え: 「肉のまとめ表」。テーブルごとに肉の量を整理して一覧に。
- 公式サイト: SUMMARIZE function (DAX) - DAX | Microsoft Learn
24. DAX関数: VAR...RETURN
- 解説: 変数を定義(VAR)して計算結果を返す(RETURN)DAX構文。
- 焼肉の例え: 「肉の計算メモ」。まずカルビの量をメモして、後で分ける量を決める。
- 公式サイト: VAR function (DAX) - DAX | Microsoft Learn
25. DAX関数: SELECTEDVALUE
- 解説: 選択された単一の値を取得するDAX関数。複数値の場合は代替値を返す。
- 焼肉の例え: 「選んだ肉の量」。カルビを選んだらその量だけ出す。
- 公式サイト: SELECTEDVALUE function (DAX) - DAX | Microsoft Learn
26. DAX関数: TREATAS
- 解説: あるテーブルの値を別のテーブルのフィルターとして扱うDAX関数。
- 焼肉の例え: 「肉を別の皿に移動」。カルビをロースの皿として扱う。
- 公式サイト: TREATAS function (DAX) - DAX | Microsoft Learn
27. タイムインテリジェンス関数
- 解説: DAXの時間ベースの計算を簡素化する関数群(例: TOTALYTD, DATESINPERIOD)。
- 焼肉の例え: 「焼肉タイムマシン」。先月のカルビ祭りを一瞬で呼び戻す。
- 公式サイト: Time intelligence functions (DAX) - DAX | Microsoft Learn
28. 計算テーブル
- 解説: DAXを使用して新しいテーブルを動的に作成し、データモデルに追加。
- 焼肉の例え: 「特別メニューのテーブル作成」。カルビ専用の注文リストを新たに作って管理。
- 公式サイト: Create calculated tables in Power BI Desktop - Power BI | Microsoft Learn
29. 計算列
- 解説: DAXを使用して既存テーブルの各行に新しい列を追加し、計算値を格納。
- 焼肉の例え: 「各肉に焼き時間を追加」。カルビやロースごとに最適な焼き時間を記録。
- 公式サイト: Create calculated columns in Power BI Desktop - Power BI | Microsoft Learn
30. 計算グループ
- 解説: 複数のメジャーをグループ化し、再利用可能な計算ロジックを定義。
- 焼肉の例え: 「焼き方テンプレート集」。カルビやロースに共通の焼き加減ルールをまとめて適用。
- 公式サイト: Calculation groups in Power BI - Power BI | Microsoft Learn
31. 評価コンテキスト(Evaluation Context)
- 解説: DAX計算が実行される際の「状況」。Row ContextとFilter Contextの組み合わせで動作。
- 焼肉の例え: 「焼き方の状況判断」。どの肉をどう焼くかは、今見ている肉と全体の条件で決まる。
- Fabric Community: Deep dive into DAX evaluation context
32. Row Context
- 解説: DAXで各行ごとに計算が実行される状況。
- 焼肉の例え: 「一人一人の肉チェック」。各皿の肉を個別に確認して計算。
- SQLBI: Row context in DAX explained visually
33. Filter Context
- 解説: フィルターが適用された状態で計算される状況。
- 焼肉の例え: 「特定の条件で肉を選ぶ」。テーブルの「カルビだけ」を対象に計算。
- SQLBI: Filter context in DAX explained visually
34. DAXエンジン (Storage Engine | Formula Engine)
- 解説: データを圧縮・保存するStorage Engineと、DAXを処理するFormula Engineで高速分析。
- 焼肉の例え: 「グリルの熱源と焼き手」。熱源(Storage)が肉を焼き、焼き手(Formula)が最適な焼き方を指示。
- 解説ブログ: Power BIの差別化要素7 -計算エンジン
35. DAX Studio
- 解説: DAXクエリを書き、実行、パフォーマンスを分析する無料ツール。
- 焼肉の例え: 「焼き方の分析ツール」。どの肉がどれくらいの時間で焼けたか計測し、次回の焼き方を最適化。
- 公式サイト: DAX Studio
36. Vertipaq Analyzer
- 解説: モデルのメモリ使用量や圧縮を分析し、最適化を支援するツール。
- 焼肉の例え: 「肉の重さ計」。どの肉がどれだけ場所を取るか測る。
- 公式サイト: VertiPaq Analyzer in DAX Studio - DAX Studio Documentation
37. Tabular Editor 2
- 解説: 無料のオープンソースツールで、Tabularモデルのメタデータを編集。
- 焼肉の例え: 「焼肉レシピの編集帳」。肉の種類や焼き方を手動で整理して、次のパーティーに備える。
- 公式サイト: Tabular Editor 2
38. Tabular Editor 3
- 解説: Tabular Editor 2の進化版(商用)。UI向上、高度なスクリプト、ビジュアルエディターを追加。
- 焼肉の例え: 「プロ仕様の焼肉プランナー」。焼き方の詳細を視覚的に設計し、完璧なプランを立てる。
- 公式サイト: Tabular Editor 3
39. XMLAエンドポイント
- 解説: Power BIのデータセットを外部ツールで管理・接続するための接続ポイント。
- 焼肉の例え: 「焼肉店の裏口」。厨房のデータを他の店と共有する通路。
- 公式サイト: Semantic model connectivity with the XMLA endpoint - Power BI | Microsoft Learn
40. Best Practice Analyzer
- 解説: モデルやレポートのベストプラクティスをチェックするツール(Tabular Editor内)。
- 焼肉の例え: 「焼き方のチェックリスト」。肉の焼き方が正しいか確認する。
- 解説ブログ: 日本語版Best Practice Rules -BPA
41. パーティション
- 解説: セマンティックモデルを小さな部分に分割して、処理や更新を効率化。
- 焼肉の例え: 「肉の小分けパック」。大量の肉を少しずつ焼けるように分ける。
- 公式サイト: Use hot and cold table partitions to optimize very large Power BI data models | Microsoft Learn
42. Excelで分析
- 解説: Power BIからデータをエクスポートし、Excelでピボットテーブルやグラフで分析。
- 焼肉の例え: 「焼肉の記録表」。食べた肉の量や好みをExcelでまとめて、次回の注文を計画。
- SQLBI: Analyze in Excel for Power BI Desktop
43. ページ分割レポート
- 解説: Power BIで印刷やPDF出力向けの固定レイアウトレポートを作成。
- 焼肉の例え: 「焼肉パーティーの詳細メニュー表」。参加者ごとの肉の消費量を印刷して配布。
- 公式サイト: Paginated reports in Power BI - Power BI | Microsoft Learn
44. Power BI Embedded
- 解説: Power BIレポートやダッシュボードを他のアプリケーションに埋め込む機能。
- 焼肉の例え: 「焼肉店の注文アプリ」。店のアプリ内でリアルタイムの肉の焼き状況を顧客に見せる。
- Japan CSS Support Power BI Blog: Power BI Embedded とは?ライセンスと埋め込み方法
45. ワークスペースロール (管理者、メンバー、共同作成者、ビューアー)
- 解説: Power BIのワークスペースでの役割。
- 焼肉の例え:
- 管理者: 「焼肉店のオーナー」。店全体を仕切る。
- メンバー: 「焼き係リーダー」。肉を焼いて配る。
- 共同作成者: 「焼き係アシスタント」。肉を焼くが配らない。
- ビューアー: 「お客さん」。焼けた肉を見るだけ。
- 公式サイト: Workspace roles - Power BI | Microsoft Learn
46. Power BI Pro
- 解説: Power BIコンテンツを作成・共有するためのライセンス。料金: 月額約$10(約1,500円、間もなく1.4倍の値段に)。
- 焼肉の例え: 「焼き職人」。自分で肉を焼いて、他の人に分けることができる。
- 公式サイト: Power BI Pro - Power BI | Microsoft Learn
47. Power BI Premium per User (PPU)
- 解説: 高機能を利用可能なプレミアムライセンス。料金: 月額約$20(約3,000円、間もなく1.2倍の値段に)。
- 焼肉の例え: 「VIP焼き職人」。特別な肉を焼いて、同じコースのみんなに振る舞える。
- 公式サイト: Power BI Premium Per User - Power BI | Microsoft Learn
48. DAX Query View
- 解説: Power BI DesktopでDAXクエリを直接書き、データやモデルをテスト。
- 焼肉の例え: 「試作用ミニグリル」。本番前に少量の肉を焼いて味見する。
- 公式サイト: DAX query view - Power BI | Microsoft Learn
49. TMDL View
- 解説: Tabular Model Definition Languageでモデルをコードベースで管理・編集。
- 焼肉の例え: 「焼肉設計図」。グリルの配置や焼き方を詳細に記述した設計書。
- 公式サイト: Work with TMDL view in Power BI Desktop - Power BI | Microsoft Learn
50. RLS (Row Level Security)
- 解説: 行レベルでデータアクセスを制限するセキュリティ機能。
- 焼肉の例え: 「特定の肉だけ提供」。特定の客に「カルビだけ見せる」ように制限。
- 公式サイト: Row-level security (RLS) with Power BI - Power BI | Microsoft Learn
51. OLS (Object Level Security)
- 解説: テーブルや列へのアクセスを制限するセキュリティ機能。
- 焼肉の例え: 「隠しメニュー」。特定の客に「裏メニューの肉は見せない」ようにする。
- 公式サイト: Object-level security (OLS) with Power BI - Power BI | Microsoft Learn
52. Power BI秘密度ラベル
- 解説: データの機密性を示すラベルを設定し、保護を強化。
- 焼肉の例え: 「肉の取り扱い注意タグ」。特別な肉に「秘密」とマーク。
- 公式サイト: Power BI implementation planning: Information protection - Power BI | Microsoft Learn
53. 1対多のリレーションシップ
- 解説: 1つのエンティティが複数のエンティティに関連するモデル関係。
- 焼肉の例え: 「1人のシェフと複数の肉」。1人が複数の肉を焼く責任を持つ。
- 公式サイト: Relationships in Power BI - Microsoft Learn
54. 多対多のリレーションシップ
- 解説: 複数のエンティティが互いに複数関連するモデル関係。
- 焼肉の例え: 「複数シェフと複数肉」。複数のシェフが複数の肉を自由に焼く。
- 公式サイト: Many-to-many relationships in Power BI Desktop - Microsoft Learn
55. 参照整合性
- 解説: リレーションシップでデータの整合性を保証し、無効な参照を防ぐ。
- 焼肉の例え: 「肉と注文の一致確認」。注文した肉がちゃんと届いているかチェック。
- 解説ブログ: 【参照整合性】Power BIにおける不明項目の特定
56. クロスフィルタリング
- 解説: 関連テーブル間で双方向にフィルターを適用し、データの絞り込みを柔軟に。
- 焼肉の例え: 「肉とタレの相互選択」。カルビを選ぶと合うタレも自動で絞り込まれる。
- 公式サイト: Cross-filter direction in Power BI - Microsoft Learn
57. FactとDimension
- 解説: データモデルをFactテーブル(トランザクション)とDimensionテーブル(属性)に分割。
- 焼肉の例え: 「注文履歴と肉の種類の分離」。注文記録(Fact)と肉の詳細(Dimension)を分けて管理。
- 公式サイト: Star schema and data modeling in Power BI - Microsoft Learn
58. 非アクティブなリレーションシップと USERELATIONSHIP 関数
- 解説: 非アクティブなリレーションシップをDAXで一時的に有効化し、特定の計算に利用。
- 焼肉の例え: 「臨時シェフの応援」。普段は休みのシェフを特別に呼ぶ。
- SQLBI: DAX 101: Using USERELATIONSHIP in DAX
59. CALCULATEの列フィルター(クエリパフォーマンスが良い)
- 解説: CALCULATEで列単位のフィルターを適用。効率的なクエリ性能を発揮。
- 焼肉の例え: 「カルビだけを素早く計算」。特定の肉だけを対象に効率よく合計。
- SQLBI: Filter columns, not tables, in DAX
60. CALCULATEのテーブルフィルター(クエリパフォーマンスが悪い)
- 解説: CALCULATEでテーブル全体をフィルター。性能が低下する可能性あり。
- 焼肉の例え: 「全テーブルをじっくり計算」。全ての肉を一気に計算して時間がかかる。
- SQLBI: Filter columns, not tables, in DAX
61. 中国のPower BI (Mooncake Power BI)
- 解説: 中国専用のPower BIインスタンス。中国の規制に準拠(21Vianet運営)。
- 焼肉の例え: 「中国風焼肉店」。中国独自のルールで肉を焼くスタイル。
- 公式サイト: Power BI - 中国の 21Vianet が運用| Microsoft Learn
62. グローバルのPower BI
- 解説: 世界中で利用可能な標準Power BI。
- 焼肉の例え: 「世界共通の焼肉店」。どの国でも同じスタイルで肉を楽しめる。
- 公式サイト: Power BI Global
63. 標準ビジュアル
- 解説: Power BIに標準搭載された基本ビジュアル(棒グラフ、折れ線グラフなど)。
- 焼肉の例え: 「定番の焼き網」。シンプルで誰でも使いやすい基本的な焼き道具。
- 公式サイト: Visualizations in Power BI - Power BI | Microsoft Learn
64. カスタムビジュアル
- 解説: サードパーティや自分で作成したカスタムビジュアルを使用可能。
- 焼肉の例え: 「特注の焼き網」。自分好みにカスタマイズした道具で肉を焼く。
- 公式サイト: Power BI custom visuals | Microsoft Learn
65. Visual Calculation
- 解説: ビジュアル内で直接計算を定義し、シンプルな分析を迅速化。
- 焼肉の例え: 「網の上で即計算」。焼きながらその場で肉の量を調整。
- 公式サイト: Using visual calculations- Power BI | Microsoft Learn
66. フィールドパラメーター
- 解説: ユーザーが動的にフィールドを選択できるパラメーターを作成。
- 焼肉の例え: 「肉の変身スイッチ」。カルビかロースか、客が魔法のボタンで切り替え。
- 公式サイト: Field parameters in Power BI - Power BI | Microsoft Learn
67. スモールマルチプル
- 解説: 一つのビジュアルを複数の小さなチャートに分割して表示する機能。
- 焼肉の例え: 「一口サイズの肉セット」。カルビやロースを小さく分けて見せる。
- 公式サイト: Create small multiples in Power BI - Power BI | Microsoft Learn
68. Power BIのテーマの適用とカスタマイズ
- 解説: レポートの色や書式を統一するテーマを適用・カスタマイズ。
- 焼肉の例え: 「店の雰囲気を統一」。テーブルや皿の色を揃えておしゃれに。
- 公式サイト: Customize report themes in Power BI - Power BI | Microsoft Learn
69. ブックマーク
- 解説: レポートの特定の状態を保存し、後で再現する機能。
- 焼肉の例え: 「焼肉のタイムカプセル」。完璧なカルビ焼きを封印して後で復活。
- 公式サイト: Bookmarks in Power BI - Power BI | Microsoft Learn
70. ドリルスルー
- 解説: ビジュアルから詳細データに掘り下げる機能。
- 焼肉の例え: 「肉の詳細チェック」。カルビをクリックして「どの部位か」「何グラムか」を確認。
- 公式サイト: Drillthrough in Power BI - Power BI | Microsoft Learn
71. Power BIのライブ接続
- 解説: 既存のデータセットやAnalysis Servicesにリアルタイム接続。
- 焼肉の例え: 「店内のライブキッチン」。厨房の焼き状況をそのまま見て楽しむ。
- 公式サイト: Power BI Live connection - Power BI | Microsoft Learn
72. Power BIのライブ編集
- 解説: Power BI DesktopでDirect Lakeモードのセマンティックモデルをリアルタイムに編集。
- 焼肉の例え: 「焼きながら味付け調整」。肉を網で焼きつつ、その場でタレを足して味を整える。
- 公式サイト: Live edit a semantic model in Direct Lake mode | Microsoft Learn
73. DirectQueryモード
- 解説: データソースに直接クエリを送り、リアルタイムでクエリ結果を取得。
- 焼肉の例え: 「注文ごとの焼き上げ」。冷蔵庫からその都度肉を取って焼く。
- 公式サイト: DirectQuery in Power BI - Power BI | Microsoft Learn
74. インポートモード
- 解説: データをPower BIにインポートし、メモリ上で高速処理。
- 焼肉の例え: 「事前焼き置き」。肉をまとめて焼いて皿に準備しておく。
- 公式サイト: Storage modes and semantic model types - Power BI | Microsoft Learn
75. Dualモード
- 解説: インポートとDirectQueryの両方を兼ね備えたストレージモード。
- 焼肉の例え: 「両面焼きグリル」。状況に応じて焼きたて(DirectQuery)と準備済み(インポート)の肉を使い分ける。
- 公式サイト: Composite models in Power BI Desktop - Microsoft Learn
76. Composite Model
- 解説: インポートとDirectQueryを組み合わせたモデル。
- 焼肉の例え: 「ミックスグリルパーティー」。複数の店から肉を集め、いろんな焼き方で楽しむ。
- 公式サイト: Composite models in Power BI Desktop - Microsoft Learn
77. Performance Analyzer
- 解説: Power BI Desktopでクエリやビジュアルの実行時間を分析し、最適化。
- 焼肉の例え: 「焼き時間計測器」。どの肉がどれくらいで焼けたかを測って効率化。
- 公式サイト: Performance Analyzer in Power BI Desktop - Power BI | Microsoft Learn
78. Power BIのオートスケール
- 解説: Power BI Premiumで負荷に応じて自動的に容量をスケールアップ。
- 焼肉の例え: 「自動火力調整グリル」。客が増えたら火力を自動で上げて対応。
- 公式サイト: Using Autoscale with Power BI Premium - Power BI | Microsoft Learn
79. Power BIのPBIP (Power BI Project)
- 解説: Power BIレポートやデータセットをプロジェクト形式で管理。
- 焼肉の例え: 「焼肉レシピのプロジェクト管理」。焼き方の記録をチームで共有・更新。
- 公式サイト: Power BI Project (.pbip) files - Power BI | Microsoft Learn
80. Power BI Mobile
- 解説: モバイルデバイスでレポートやダッシュボードを閲覧・操作。
- 焼肉の例え: 「スマホで焼き状況確認」。店外からでも肉の焼き具合をチェック。
- 公式サイト: What are the Power BI mobile apps? - Power BI | Microsoft Learn
81. データ更新のスケジューリング(自動更新)
- 解説: データセットを定期的に自動更新するスケジュールを設定。
- 焼肉の例え: 「肉の補充スケジュール」。毎日決まった時間に新鮮な肉を補充。
- 公式サイト: Configure scheduled refresh - Power BI | Microsoft Learn
82. セルフサービスBI
- 解説: ユーザーが自分でデータ分析やレポート作成を行える機能。
- 焼肉の例え: 「自分で焼く焼肉」。自分の好みで肉を焼いて楽しむ。
- 公式サイト: Power BI usage scenarios: Personal BI - Power BI | Microsoft Learn
83. チームBI
- 解説: チームで共有モデルを使い、協力してレポートを作成。
- 焼肉の例え: 「みんなで焼く焼肉」。仲間と一緒に肉を焼いて分ける。
- 公式サイト: Power BI usage scenarios: Team BI - Power BI | Microsoft Learn
84. エンタープライズBI
- 解説: 企業全体で大規模なデータ分析と配信を行う。
- 焼肉の例え: 「焼肉チェーン店」。全店舗で同じ肉を効率よく提供。
- 公式サイト: Power BI usage scenarios: Enterprise BI - Power BI | Microsoft Learn
85. Power BIモデル開発者
- 解説: データモデルを設計し、DAXやリレーションシップを構築する人。
- 焼肉の例え: 「焼肉のレシピ設計者」。どの肉をどう焼くか、全体の流れを設計。
- 紹介ブログ: Power BIのトレーニングと対象者について
86. Power BIビジュアルデザイナー
- 解説: ビジュアルをデザインし、レポートを視覚的に魅力的に仕上げる人。
- 焼肉の例え: 「盛り付けアーティスト」。焼けた肉を美しく皿に並べて写真映えさせる。
- 紹介ブログ: Power BIのトレーニングと対象者について
87. Power BI管理者
- 解説: Power BIのワークスペースやテナント全体を管理する役割。コンテンツの追加・編集・削除、ユーザー管理、アプリ公開、設定変更など全てを担当。
- 焼肉の例え: 「焼肉店のオーナー」。店全体を仕切り、肉の仕入れからグリルの設定、スタッフ管理まで全てを決める。
- 公式サイト: Roles in workspaces in Power BI - Power BI | Microsoft Learn
88. Power BI Direct Lake
- 解説: OneLakeのデータを直接クエリし、高速に可視化(FabricとPower BIの両方にまたがる)。
- 焼肉の例え: 「網から直皿へのスピード提供」。焼けた肉をすぐ皿に取って味わう。
- 公式サイト: Direct Lake overview - Power BI | Microsoft Learn
89. スライサー
- 解説: ビジュアルにデータを絞り込むためのインタラクティブなフィルター。
- 焼肉の例え: 「肉の種類ボタン」。カルビだけ、ロースだけをワンタッチで選んで表示。
- 公式サイト: Slicers in Power BI - Power BI | Microsoft Learn
90. ドリルダウン
- 解説: ビジュアルの階層を掘り下げて詳細データを表示。
- 焼肉の例え: 「肉の部位ズーム」。カルビ全体から「肩カルビ」「中落ちカルビ」に分解して見る。
- 公式サイト: Drill down in Power BI - Power BI | Microsoft Learn
91. ツールチップ
- 解説: ビジュアルにカーソルを合わせると追加情報を表示。
- 焼肉の例え: 「肉の裏情報チラ見」。カルビに近づくと「産地: 和牛、300g」とポップアップ。
- 公式サイト: Tooltips in Power BI - Power BI | Microsoft Learn
92. ワークスペース
- 解説: チームでレポートやデータセットを共同管理するコラボレーション空間。
- 焼肉の例え: 「焼肉パーティーの厨房」。みんなで肉を焼いて、タレを調整する共同作業場。
- 公式サイト: Workspaces in Power BI - Power BI | Microsoft Learn
93. Power BIアプリ
- 解説: ダッシュボードとレポートをパッケージ化してユーザーに配布。
- 焼肉の例え: 「焼肉弁当の宅配」。焼いた肉とタレをセットにしてみんなに届ける。
- 公式サイト: Distribute Power BI content with apps - Power BI | Microsoft Learn
94. 組織アプリ
- 解説: Fabric向けに改良したPower BIアプリ。複数作れてカスタマイズ可能、アクセスは自動。
- 焼肉の例え: 「好みの焼肉セット」。いろんな肉を客向けに調整、誰が食べるかは自動管理。
- 公式サイト: Get started with org apps (preview) - Power BI | Microsoft Learn
95. オンプレミス データ ゲートウェイ(OPDG)
- 解説: オンプレミスのデータソースをPower BI Serviceに接続するツール。
- 焼肉の例え: 「店の冷蔵庫とクラウドの架け橋」。社内の肉ストックをオンラインで注文可能に。
- 公式サイト: On-premises data gateway - Power BI | Microsoft Learn
96. 仮想ネットワーク (VNet) データ ゲートウェイ
- 解説: プライベートネットワーク内のデータソースに安全に接続するゲートウェイ。
- 焼肉の例え: 「店の秘密冷蔵庫への通路」。外部から安全に肉を取りに行く。
- Japan CSS Support Power BI Blog: 仮想ネットワーク (VNet) データ ゲートウェイ について
97. 監査ログ
- 解説: Power BIの操作履歴を追跡し、セキュリティや利用状況を確認。
- 焼肉の例え: 「誰が肉を焼いたか記録簿」。どのシェフが何を焼いたかをしっかり記録。
- 公式サイト: Audit logs in Power BI - Power BI | Microsoft Learn
98. Q&A
- 解説: 自然言語で質問するとビジュアルを自動生成。
- 焼肉の例え: 「肉コンシェルジュ」。『今日のカルビ消費は?』と聞くと即グラフで回答。
- 公式サイト: Q&A in Power BI - Power BI | Microsoft Learn
99. Power BIデータマート
- 解説: データの収集、変換、分析を統合したセルフサービスデータベース。
- 焼肉の例え: 「焼肉の食材倉庫」。肉を仕入れ、切り分け、すぐ焼ける状態で保管。
- 公式サイト: Power BI data marts - Power BI | Microsoft Learn
100. Webへの発行
- 解説: Power BI レポートを公開し、URLを知っている人は誰でも閲覧可能。
- 焼肉の例え: 店の前に“ご自由にどうぞ”の張り紙をして、焼いた肉を皿ごと置いておく。通りすがりの人も自由に食べられる!
- 公式サイト: Publish to web from Power BI | Microsoft Learn
101. Power BI REST API
- 解説: Power BIの操作をプログラムで自動化するAPI。
- 焼肉の例え: 「自動注文ロボット」。肉の注文や管理をボタン一つで。
- 公式サイト: Power BI REST APIs - Power BI | Microsoft Learn
Power BIの機能
102. スタースキーマ
- 解説: Power BIのデータモデルで、中心にFactテーブル(トランザクション)、周りにDimensionテーブル(属性)を配置した構造。効率的な分析を可能に。
- 焼肉の例え: 「焼肉パーティーのドン!」店員おっちゃんが真ん中で注文リスト(Fact)を握り、肉の種類やタレ(Dimension)を周りでバッチリ仕切る。
- 公式サイト: Star schema and data modeling in Power BI - Microsoft Learn
ボーナス. Noisy Neighbor(”うるさい隣人")
- 解説: クラウド環境で他のユーザーがリソースを使いすぎて、自分の処理が遅くなる問題。
- 焼肉の例え: 隣のテーブルが爆食いしてて、肉が全然来ない!
- 公式サイト: Noisy Neighbor antipattern | Microsoft Learn
おわりに
Power BIにおける主要な機能(用語)を焼肉に例えて紹介しました。これにてこのシリーズは終了ですが、今後焼肉を食べる際には、さまざまな話題で盛り上がること間違いなしです!