テクテク日記

テクテク=テクノロジー&一歩ずつ(テクテク)

CPUのパフォーマンス測定

Power BI Desktopを使う上で、重要となるのが構築用に使用するパソコンのスペックを知ることです。下記記事の「② BI導入の準備」にて紹介していますが、CPUパフォーマンスの測定を最近購入した第12世代のIntel CPUが搭載されているLet's Noteで試してみました。

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Microsoft本社へ初出張

このブログはテクテク(テクノロジー&一歩ずつ)という意味で命名したものですが、今回は初めてテクノロジーとは関係ないことについて書きます。2022年3月にMicrosoftに入社し、Power BI CAT(Customer Advisory Team)*1として日本及びアジア地域を担当することになったのですが、6月20日から1週間、急遽米国出張が決まったことを受け、今回はそれについて軽く触れたいと思います。

*1:Power BIを導入している顧客向けに、テクニカル・サポート、ベストプラクティスやPower BIに関するロードマップ等の提供を行うアドバイザリー業務

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Power BIで作るZチャート②

前回の記事では、Zチャートの基礎・用途・DAXによる構築等について紹介しましたが、今回は時点選択によるダイナミックなZチャートの作り方を紹介します(前回記事は以下より)。

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Power BIで作るZチャート①

Power BIを使っていくと、Zチャートというビジュアルを作ることがあります。Zチャートは様々な業界で使われており、指標の概要は以下の通り(デモ用のデータは一番下に貼っておきます)。

  • 特徴
    月次値、累積値、移動年次総計の2つの指標によって構成。正しく作れるとZのようなチャート。

  • 使い所
    Zの傾きがトレンドを表しており、売上ベースの場合、右肩上がりは売上増トレンド、右肩下がりは売上減トレンド、平らな状態は売上横ばいトレンド


    上図は売上が右肩上がりのトレンドで推移しているものの、直近では急降下しているシグナルを出している状態です。月次売上(下図)を見ると、直近1ヵ月の売上が前年から急落しているのが原因となっていることが分かります。

  • メリット
    • 直感的でわかりやすい
    • 3つの指標を同時に表示可能
    • ドラゴンボールZが好きな人はZチャートも好き(という噂)
  • デメリット
    • 会計年度ベースで見る場合、データがまだ発生していない月では累積値が途中で切れてしまう
    • DATESYTDを使用すると、第2のパラメータを手動で設定しないといけない
    • 観測時点が変わるとZチャートではなくなってしまう

Zチャートの作り方自体、Power BIのTime Intelligence関数を知っていれば難しいものではないですが、上記デメリットがボトルネックとなってZチャートを使うのを躊躇してしまうこともあると思いま。そこで、今回はちょっとマニアックなことも含め、2回に分けて、事例別に解決策について紹介したいと思います。

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ベストプラクティス - 列の非表示

Power BI Desktopは無料ツールですので、データ分析用に手軽に試すことが可能です。それゆえ、基礎知識が足りないまま、間違った使い方をしてしまう可能性があります。今回はその事例と解決法を紹介したいと思います。

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(図説)Power BI外部ツールの登録

Power BIで非常によく使用されている機能の1つが外部ツール(External Tools)となります。この登録について、日本語資料が少なかったので、作り方についてまとめました。公式ドキュメントは下記から参考できますが、コードが出てきたりやや分かりにくいので、実例を交えて解説していきたいと思います。

docs.microsoft.com

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フィールド パラメーターの衝撃

2022年5月のPower BIのアップデートで、フィールド パラメーターという機能が新たに搭載されました。この機能については、海外の人を中心に多くの人がブログやYouTubeで紹介しており、便利だろうな~と思いつつ眺めていたのですが、いざ自分で試してみるとかなり衝撃的だった。今回はこの新機能をNowとBeforeでまとめてみました。

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PQ Tips 2 -小ネタ集(ショートカット)

以前から、自分で便利だと思ったPower Queryに関するよく使うテクニックや使い方についての備忘録です。特に記載がない限り、ExcelでもPower BIでも同じ結果が得られます。今回はショートカット系に関する備忘録となります。

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【参照整合性】Power BIにおける不明項目の特定

Power BIを使っていくと、場合によっては不明な空白が突然出現し、思わぬところで悩んでしますことがあります。参照整合性(RI: Referential Integrity)の違反と言われるものですが、以下簡単な例で説明します。

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スライサーで行をハイライト

Power BIのスライサーは選択範囲を限定的なものにし、選択したスライサーの項目でフィルターする機能となります。これはExcelのスライサーと同様の動きですが、このスライサーを使って、Power BIのテーブルビジュアルの行をハイライトさせるやり方を紹介します。

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